起きたら10時半。朝食が11時までで幸いだった。私以外には中国人カップルのみ。また。
このあたりは中国人がやたらに多い。一昔前の日本人はこうして世界に進出していたのだろうと思わせる。すごい勢いである。東洋人は9割がた中国人である。
今日はプラハ城に行ってみる。
プラハ城は、ガイドブックと全然違っていて、すごい商業的になっていて気に食わなかった。
プラハ城ではなぜか裏口についてしまい、裏から入った。
プラハ城の裏口に続く小径 | 雨が降ってきた! | 雨に霞む百塔の街 |
入る直前に、展望台のようになっている見晴らしの良いスポットがあり、観光客がウロウロしている。
そこで私もウロウロしてみたら、あやしい2人組が、私のバックパックを狙う!
なんだか、観光客風の、それでいて連れのいないおじさんが、私の後ろに回るなあとは思ったのだ。
しかも、そんなに混んでいないのに、やけにバックパックに触れるなあとは思っていたのだ。
ぼーっとしてる日本人に見えたって、ちゃーんと警戒してるのだ!!
金持ちに見えたって、ゼンゼン持ってないのだ!
アメリカ人風のおじさんの手からバックパックを外しつつ、風景を撮るふりをしてそいつらの写真を撮ってみたら、あきらめたのか、それまで互いに他人のふりをしていた二人は、さりげなく連れ立って去っていった。
観光地はスリにご注意!
アメリカ人観光客風 | 近所の青年風 | 実は二人連れ |
中に入るといろんな種類のチケットを売っていて、わかりにくいためその前に大勢の観光客が「あーだこうだ」「どれを買おうか」と集まって相談している。
ガイドブックでは3日共通券120コルナとなっていたのに、1日有効券になっていて、その中でも見れる場所に制限があって220コルナのとか350コルナのとかに分かれていた。
たぶん最近値上がりしたのだろう。
私は2番目に高いやつを買って、見たいところはみんな行けたのでよかったけれど、なんで土産物屋の並び(「黄金の小径」)を見るのに入場料を払わなくてはならないのか。……と思いつつ、黙って払い、中へ。
黄金の小径は、昔王様が錬金術師をたくさん住まわせたことに由来するらしい。
カフカもここで仕事部屋を持っていたらしい。(写真の青い部屋)
いまはそれぞれの家の中で、安っぽいアクセサリーとか、絵とか、みやげ物を売っていた。
店の間にある階段をのぼっていくと、中世の武具の展示された廊下もある。
「この廊下を行くとどこに出るのかな?」と楽しみに歩いていたら行き止まりでがっかり。
黄金の小径 | 武具の展示 | 鳥みたい |
不思議な場所も | 狭い階段 | 奥にカフェのある入り口 |
カテドラルはよかった。ムハのデザインなんだって。端々に小さい羊の顔とか妖怪とかあって楽しかった。
↑ムハのステンドグラスに感動。 クリックすると大きくなります |
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大聖堂外観 | 外から見たステンドグラス | 大聖堂内部 |
端々にへんな動物の顔 | ||
鉄の小物がかわいい | ||
プラハ城ホール | 豪華な外観 | 人がいっぱい |
大聖堂をさまよっていると、その中に小さなドアがあり、兄さんが前に立っている。
入ろうとすると呼び止められ、「チケットを持ってないと入れない」と言われた。
自分の買ったチケットがどこに入れるのか、またこのドアはいったい何なのかを把握していなかったので、兄さんにチケットを見せてみたら「入っていいよ」って。
それで入ってみたんですけど。
入り口に、どのくらい登り続けなきゃ目的地にたどり着けないのか、書いておいてほしかったよ。。。
とにかく狭い階段を、登る登る。
登り続ける。
ここまで来たら引き返せない。
それにもうここには一生来れない。
来たとしてももう登りたくはならないだろう。
なんて思いながら、登る。
そしてたどりついた。
眼下の床がキレイで クリックすると大きくなります |
風見鶏がいた | 遠くに望むカレル橋 クリックすると大きくなります |
裏から入って表から出てしまった。
まあ、中身に違いはない。
このころにはすっかりいい天気。
しかし昼ごはんを食べていなかったので(11時に朝ごはんを食べたら当然の帰結だが)疲弊しました。
城から下る途中で耐えきれなくなってレストランへ。しかしこれがはずれで……。
メニューを見て迷ったのだが、やはりうさぎちゃんを食べようなどという心を起こしたのがいけなかったのかも。
今日のサッカーはチェコとデンマーク。自分のいる国が試合をするのはたぶんラストチャンスなので街を見に行きたいなと思っていたが、忘れ物したりしてばたばたしてたら前半を自分の部屋で見てしまう。0−0。
そんで地下鉄が来なくて、中心部に着いたら1−0。
しばらく店の外で立ち見してたが動きそうにないのでメシメシと思ってその場を離れたら歓声。2−0。
しばらくしてまた歓声。3−0。。。
結局そのままおしまいだった。得点者はコレル1点、バロシュ2点。今日はバロシュがいいなとは思っていたのだが。見たかったよう。
サッカーが終わってからもごはん食べるとこ探して長い間さまよい、ようやく鶏肉のカマンベール詰めトマトソースを食べた。おいしかったけど、かってにチップを76コルナつけてくるのはやめてください。
意外に街の人はおとなしく、ていうか歌ってる人はいたけど、予想以上ではなかった。このぐらいならいいなと思った。
「今日は当然勝つつもりだった」という余裕のようなものさえ感じられた。優勝するかもしれないなー、強いもんな。
とりあえず、ギリシャには勝ちそうな気がした。
みんなバロシュコールをしながら帰っていった。
ユニホーム着用率から見て、ネドベド9割バロシュ1割その他(15番)1%。バロシュは女性ファンが多い。
終電1本前ぐらいのメトロで帰る。近くてよかった。2駅。
ホテルムハのあるフロレンツは、2つの線の交わる駅なので、とっても便利である。
あしたは、郵便を送って、ブレスレットと、ママにお土産を買って、あと男性用のアクセサリもないか探してみよう。そろそろやることもなくなって、いい去り時である。ウィーンではチョコレートケーキを食べるのが楽しみ。
そういえば、プラハではカフェとレストランの区別が最後までつかなかったな。あとビヤホールも行ってないし。どうなのか。ウフレク、行ってみるか?
早く帰って「プラハはいいよ」と教えてくれたお友達とお話したいと思った。
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